モリサワのUDフォントが日経225選出企業の9割でIR資料に活用

株式会社モリサワのUD(ユニバーサルデザイン)フォントが、日経225選出企業のうち9割の企業で、株主総会招集通知のフォントとして使われていることがわかりました。

企業のIR資料は、老眼で細かい文字が読みづらい中高年の方や、視覚障害のある方を含め、さまざまなバックグラウンドを持つ投資家が目にする資料です。また、SDGs(持続可能な開発目標)の観点からも、読みやすい資料でわかりやすく伝える情報のユニバーサルデザイン化が推奨されており、企業のIR資料においても、「読みやすさ」「伝わりやすさ」はとても大切なポイントとなります。

今回、株主総会招集通知に活用されていることがわかったモリサワのUDフォントは、ユニバーサルデザインの考え方に基づき、より多くの人にとって読みやすく設計されたフォントです。「文字のかたちがわかりやすいこと」「文章が読みやすいこと」「読み間違えにくいこと」の3つのコンセプトを踏まえて開発しており、ユーザ評価に基づいたエビデンスを取得しています。また、過去に行った有益性の検証からは、UDフォントが「誤読の回避」や40歳代以上の「読みの速度向上」にも効果があるという結果が出ており、企業のコスト削減にもつながる可能性が見込まれています。

今回のIR資料における調査では、調査対象となる全225社のうち、91%にあたる204社の企業でUDフォントが使用されていました。書体の使い分けでは、長文を組むのに適した「UD新ゴNT」が使われている件数が最も多く、ほかには「UD黎ミン」「UD新ゴ」「UD新丸ゴ」も使われていました。

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